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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第5章 《其の四》
「わしの下の娘も二番目の子を身ごもってた最中に、腹の子が流れて、おまけに娘まで後を追うように亡くなっちまった。雨に濡れちまって、どうもそれが良くなかったらしい。身体を冷やすのは良くねえ。お前も十分気をつけな」
「はい」
 美空は頷くと、頭を下げて木戸番小屋を後にする。
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