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激愛~彼の瞳に射貫かれて~
第8章 【烏瓜~からすうり~】 《其の弐》 
それは何も孝太郎どのが悪いわけではない。何故なら、藩主、それも御三家筆頭ほどの家ともなれば、当然のことだからだ」
「一体、何が仰せになられたいのでございますか?」
 美空が俊昭を睨みつけると、俊昭は鷹揚に頷いた。
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