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旦那様☆ロマンチスト
第6章 行動する旦那様
みーなの様子が変になってから5日程過ぎた。相変わらずみーなは俺の様子を伺いながら、何か聞きたそうな表情をその顔に浮かべていた。
―――もしかして、俺が何かしたのか?
何か聞きたそうに視線を俺の方にさまよわせては、その視線をすぐに逸らしてしまう。そして、凄く哀しげな瞳で笑顔を見せるのだ。
何日間かそんなみーなの姿を見続けた俺は、そう思ったりするが、みーなを悲しませるような肝心の心当たりが俺には無かった。
―――寝不足なのか目が真っ赤だぞ。
みーなのその両目は、充血してウサギにみたいになっていた。色白の顔色が更に白くなっているから、本当にウサギのようで。
食欲も余り湧かないんだろうか。
もともと、みーなは好き嫌いが多いけれど、いつもよりも更に食が細い気がした。