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恋のリサーチ
第3章 小さな恋の芽
毎日が楽しい。
そう感じながら乾物を眺めるのは
何年ぶりのことだろう。
別れた恋人と遠距離恋愛をしていた頃は、
乾物は所詮乾物・・
そんな冷めた目でしか見なかった。
それがどんなに高級品であろうと。
きっと心が乾いていたからだ。
次に会える時を待つ間、
寂しさと投げやりさで時間をやり過ごしていた。
待つのが辛い・・
でも今、明くる日に
聖夜と会うまでの時間をやり過ごすような気持ではなくなった。
あの上から目線と相対する時を、
待ち遠しいって、思えるようになった。
それは・・
やっぱり、あれ、かな?
恋って、やつ・・かな・・・・?