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アナザー☆ステップ
第17章 唯、変身する
小さなテラス席でビールを飲んでいるグループがいる。
声はそこからだった。
「やっぱ処女はいーよ。使用済の女にはない初々しさがあってさー」
「何だよ、澤村。少し前までは重いとか面倒臭いとか言ってたくせに」
「あの頃は食い飽きてたんだよ。一周回って、またその良さがわかってきた、みたいな?」
「うぜぇえええ!」
どっと笑い声が起こる。
輪の中心にいるのは澤村くんだった。
え、何これ。
何か、ヤな感じ。
「で、そのフットサル女子、いつ食うの?」
どくん、と心臓が震えた。
まさか。
まさかまさか。
私のこと話してる……?
声はそこからだった。
「やっぱ処女はいーよ。使用済の女にはない初々しさがあってさー」
「何だよ、澤村。少し前までは重いとか面倒臭いとか言ってたくせに」
「あの頃は食い飽きてたんだよ。一周回って、またその良さがわかってきた、みたいな?」
「うぜぇえええ!」
どっと笑い声が起こる。
輪の中心にいるのは澤村くんだった。
え、何これ。
何か、ヤな感じ。
「で、そのフットサル女子、いつ食うの?」
どくん、と心臓が震えた。
まさか。
まさかまさか。
私のこと話してる……?