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アナザー☆ステップ
第21章 奈緒姫、コーラをもらう
周くんと付き合ってから一年以上経った。
私と周くんの関係は学校中に知れ渡っている。
初めは周くんに気がある人たちから嫌がらせを受けたこともあったけど、今ではほとんど何もされない。
それでも、上級生の女子を見るとちょっと緊張する。
夏休み直前の暑い日、私は日直の日誌を持って職員室に向かっていた。
担任の先生がいる国語科職員室の前に来ると、髪を巻いた綺麗な女子生徒が出てきた。
三村さんだ。
去年の文化祭で、周くんに告白していた人。
彼女も何かを提出しに来たのだろうか。
三村さんは無言でこちらを見つめてきた。
私は無意識のうちに日誌を握りしめていた。
私と周くんの関係は学校中に知れ渡っている。
初めは周くんに気がある人たちから嫌がらせを受けたこともあったけど、今ではほとんど何もされない。
それでも、上級生の女子を見るとちょっと緊張する。
夏休み直前の暑い日、私は日直の日誌を持って職員室に向かっていた。
担任の先生がいる国語科職員室の前に来ると、髪を巻いた綺麗な女子生徒が出てきた。
三村さんだ。
去年の文化祭で、周くんに告白していた人。
彼女も何かを提出しに来たのだろうか。
三村さんは無言でこちらを見つめてきた。
私は無意識のうちに日誌を握りしめていた。