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アナザー☆ステップ
第24章 花梨、コスプレする
緊張しながら呼びだしボタンを押し、セキュリティの中に入れてもらう。
うちと同じワンルームマンションには、ぎゅうぎゅう詰めに人がいた。
魔女、死神、妖精、長靴を履いた猫、白雪姫、時計うさぎ……確かにメルヘンの世界だ。
全員ハロウィンバージョンでダークテイストに仕上がっている。
すでに着替えは終わっていて、数人がメイクを残すのみだった。
「カリンちゃーん、よく来たね」
真っ先に迎えてくれたのは、電話でも話したテルという男だった。
よく笑う、ズケズケしてるけど、気を利かせるのも得意そうな男。
テルはあたしの顔をまじまじと見つめてきた。
ちょっとムッとしたあたしは、逆にガンを飛ばし返す。
うちと同じワンルームマンションには、ぎゅうぎゅう詰めに人がいた。
魔女、死神、妖精、長靴を履いた猫、白雪姫、時計うさぎ……確かにメルヘンの世界だ。
全員ハロウィンバージョンでダークテイストに仕上がっている。
すでに着替えは終わっていて、数人がメイクを残すのみだった。
「カリンちゃーん、よく来たね」
真っ先に迎えてくれたのは、電話でも話したテルという男だった。
よく笑う、ズケズケしてるけど、気を利かせるのも得意そうな男。
テルはあたしの顔をまじまじと見つめてきた。
ちょっとムッとしたあたしは、逆にガンを飛ばし返す。