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第26章 花梨、狼に食われる

ようやく佐和紀の手が伸びてくる。
濡れそぼった下着を脱がされていく。
その最中も頭の中では「はやく、はやく」と期待する声が止まらない。

やっと直に触れられた瞬間、あたしの体はのけ反った。

「ひゃああああんっ！」

うそ、だ――！

またイッたんだと気づいた瞬間、青ざめた。

なんで？
たったこれだけで？
あたしの体、おかしいんじゃないの？

いや、佐和紀におかしくされてるんだ。
こいつ、本当に悪魔だ――！