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第26章 花梨、狼に食われる

ぬかるんだ壁のあわいをなぞられた瞬間、あたしの背筋が跳ね上がった。

「……ぷは！　ぃやっ！　だめぇっ、いまさわったらぁっ！」

思わず佐和紀のものを口から出してしまう。

何度もイッた体は酷く敏感で、指一本にも完全降伏してしまう。

「駄目ならやめるか？」

「いやっ、やめないでっ！」

思わず必死な声が出てしまい、佐和紀が低く笑う気配がした。

「ああっ！　んー！　んんーっ！」

佐和紀の指が敏感な肉真珠を捕らえた。
足ががくがくと震える。