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第27章 佐和紀、彼女ができる

そして。

「はぁっ……」

ベッドの上、したたり落ちる汗。
間接照明に浮き上がる白い体と、荒い息遣い。

花梨の中は酷く狭い。
搾り取られる感覚に、呻いて堪える。

ふと、嬌声が聞こえなくなったことに気づいた。
花梨は意識を飛ばしていた。

やりすぎたか。
そう思っても、もう遅い。

「かりん……」

頬を撫でてみるが、彼女が目を覚ます気配はない。