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アナザー☆ステップ
第27章 佐和紀、彼女ができる
「この鬼畜め……」
全てが終わったあと、花梨はげっそりと呟いた。
俺はまだ足りていない、とはさすがに言えない。
汗やら何やらでベタベタになった体を見下ろす。
やっぱり風呂に入らなきゃ駄目だろうな。
ハロウィンの化粧も落とさないといけないし。
相手の匂いと自分の匂いが溶け合ってわだかまる、この独特の空気が好きだった。
石鹸で洗い流すのは無粋だが、仕方がない。
溜め息を吐きながら体を起こすと、背後で花梨が呟いた。
「……くやしい」
「……?」
「あんたがこんなに上手いとか! 今まで何人の女と寝たんだよ、バカ!!」
全てが終わったあと、花梨はげっそりと呟いた。
俺はまだ足りていない、とはさすがに言えない。
汗やら何やらでベタベタになった体を見下ろす。
やっぱり風呂に入らなきゃ駄目だろうな。
ハロウィンの化粧も落とさないといけないし。
相手の匂いと自分の匂いが溶け合ってわだかまる、この独特の空気が好きだった。
石鹸で洗い流すのは無粋だが、仕方がない。
溜め息を吐きながら体を起こすと、背後で花梨が呟いた。
「……くやしい」
「……?」
「あんたがこんなに上手いとか! 今まで何人の女と寝たんだよ、バカ!!」