パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第28章 奈緒姫、クリスマスパーティをする

最後にやってきたのは、サワ兄とその彼女の花梨さんだ。

サワ兄がリビングに入ってきた瞬間、全員の視線が集中した。
だって、ここにいる誰も、花梨さんを見たことがない。
サワ兄は秘密主義だから、彼女がいたことすら知らなかった。

「ただいま。……これ、花梨」

サワ兄が横にいた小柄な女性を指差す。

花梨さんはぺこりと頭を下げた。

「……ハジメマシテ」

花梨さんは、はっきりした猫目の、マスカラばっちりの女性だった。
童顔だけど、歳は私より少し上だと思う。
じゃらじゃらゴツゴツした黒い服を着ていて、太腿の絶対領域は剥き出しでちょっとセクシーだ。