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アナザー☆ステップ
第6章 周、ダブルデートをする
その顔を見ただけで、俺の心もほっこりする。
初夏の眩しい日差しの中で、奈緒姫の黒い髪がサラリと揺れる。
赤い唇から覗いた舌が、柔らかく白いクリームを舐めとっていく。
うーん、エロ可愛い。
キスしたい。
待て、俺。
親の目の前だ。
やっと自分のソフトクリームを買った母親が、こっちを向いて手を振る。
その横には綾希さんがいる。
「ねぇねぇ、ちょっと早いけど、ジンギスカン食べたい!」
母親は屋外レストランの方を指差した。