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アナザー☆ステップ
第6章 周、ダブルデートをする
本当に嫉妬なんてしてないっていうか、ただ胸がもやもやってしただけっていうか。
別に綾希さんのことは嫌いじゃない。
ただ、母さんが情けなくて、何かさぁ……。
「アヤ兄、家でもあんな感じでしょ?」
奈緒姫が目の前の二人を見て微笑んだ。
綾希さんと母さんは、緑の牧草地で、ひとつのソフトクリームを分けあって笑っている。
「んー……そうだね」
「うちの両親もそうだったんだよ。もし、もしもだけど。私も周くんと結婚したら……ああいうふうになりたいなぁ……」
別に綾希さんのことは嫌いじゃない。
ただ、母さんが情けなくて、何かさぁ……。
「アヤ兄、家でもあんな感じでしょ?」
奈緒姫が目の前の二人を見て微笑んだ。
綾希さんと母さんは、緑の牧草地で、ひとつのソフトクリームを分けあって笑っている。
「んー……そうだね」
「うちの両親もそうだったんだよ。もし、もしもだけど。私も周くんと結婚したら……ああいうふうになりたいなぁ……」