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顧みすれば~真の愛~
第7章 プレゼン
みんなの緊張が解れるのとは対照的に
私はドンドン緊張して
口が乾いてくる。
2度と会わない男だと思ったから
あんなこと言った
あんなことできた
まさか、山下商事の御曹司だなんて知らなかったし
うちの一大プロジェクトのキーマンだったなんて
私は何てことをしてしまったんだろう。
ここにいる人たちにあのニューハーフが
私だなんてバレたらどんなこと言われるか
社内にバレたら クビ?!
ますます、緊張して血の気が引いて行く
私の雰囲気が変わったのに気付いた課長が話しかけてくる
「佐々木どうした?気分でも悪いか?」
「あ、いえ。
山下常務のイケメンぶりに当てられまして‥‥」
「おいおい、大事な取引先だ、変な気起こすなよ」
ちょっと笑いを含んだ返答に一同から笑いが漏れた
「君にそう言ってもらえるなんて光栄だよ」
山下常務は意味深な視線を投げてくる
ヤバイ、その目は反則だ
あんなに強気に出たのに
ちょっといい人かも、なんて思ったら
持っていかれそうになる
気を取り直し、強気に答える
「山下常務は女性慣れされてますので
私なんて目の隅にもとまりません
課長、お気遣いなく」
私も強い視線で言葉を返した。
私はドンドン緊張して
口が乾いてくる。
2度と会わない男だと思ったから
あんなこと言った
あんなことできた
まさか、山下商事の御曹司だなんて知らなかったし
うちの一大プロジェクトのキーマンだったなんて
私は何てことをしてしまったんだろう。
ここにいる人たちにあのニューハーフが
私だなんてバレたらどんなこと言われるか
社内にバレたら クビ?!
ますます、緊張して血の気が引いて行く
私の雰囲気が変わったのに気付いた課長が話しかけてくる
「佐々木どうした?気分でも悪いか?」
「あ、いえ。
山下常務のイケメンぶりに当てられまして‥‥」
「おいおい、大事な取引先だ、変な気起こすなよ」
ちょっと笑いを含んだ返答に一同から笑いが漏れた
「君にそう言ってもらえるなんて光栄だよ」
山下常務は意味深な視線を投げてくる
ヤバイ、その目は反則だ
あんなに強気に出たのに
ちょっといい人かも、なんて思ったら
持っていかれそうになる
気を取り直し、強気に答える
「山下常務は女性慣れされてますので
私なんて目の隅にもとまりません
課長、お気遣いなく」
私も強い視線で言葉を返した。