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顧みすれば~真の愛~
第11章 盛夏
ギラギラと太陽が照りつける
「あっづい」
外回りには残酷な季節がやって来た。
私は外回りではないけれど
自分の会社と山下商事を行き来する。
駅カフェで涼まなければ
やってられない。
ただ、学生が休みに入っているので心なしか電車がすいていることがありがたい。
あれから山下常務と顔を会わせることはなかった。
常務は常務の仕事が忙しいのだろう。
正直ホッとしている。
会社に戻るとみんなが待機していた。
「おそい!ほら行くよ」
美保先輩に腕を引かれ涼むまもなく外に出された。
「先輩、少し休ませてくれてもいいじゃないですか?」
「何言ってんの。
今日は亜美達のための納涼会なんだから
遅れちゃダメでしょ」
「とかいって
早くビールが飲みたいだけしゃないですか」
「ん?そりゃそうよ」
会社近くの居酒屋の扉を開けた。
「あっづい」
外回りには残酷な季節がやって来た。
私は外回りではないけれど
自分の会社と山下商事を行き来する。
駅カフェで涼まなければ
やってられない。
ただ、学生が休みに入っているので心なしか電車がすいていることがありがたい。
あれから山下常務と顔を会わせることはなかった。
常務は常務の仕事が忙しいのだろう。
正直ホッとしている。
会社に戻るとみんなが待機していた。
「おそい!ほら行くよ」
美保先輩に腕を引かれ涼むまもなく外に出された。
「先輩、少し休ませてくれてもいいじゃないですか?」
「何言ってんの。
今日は亜美達のための納涼会なんだから
遅れちゃダメでしょ」
「とかいって
早くビールが飲みたいだけしゃないですか」
「ん?そりゃそうよ」
会社近くの居酒屋の扉を開けた。