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顧みすれば~真の愛~
第11章 盛夏
‥‥この、声は...


「あれ?ピュアボーイも一緒?」


ピュアボーイって 誰?

前のやつが振り向いた

松田くんは

「あれー?えっと、えっーとオカマの‥」


「失礼ね!ルイよ♪」


私は凍りついた。

何なの?

「今から出勤なのォ♪良かったら来ない?」


さらに前の二人まで振り向いた


「えーっ♪山下常務じゃない♪
 最近ご無沙汰なんだからぁん♪
 もう、これはみんなで行くしかないわね♪」


オイオイ 勘弁してくれたまえ
心臓持たない

ルイちゃんは私と山下常務の腕を捕まえて歩き出した。


「今日は逃がさないわよ!」
小さく私を脅して


「後ろの二人もちゃんとついてきてねぇ♪」



「だれ?」

美保先輩が松田くんに聴く

「あ、山下常務の接待の時に使ったお店の

 ルイちゃん ニューハーフ」


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