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顧みすれば~真の愛~
第12章 アラブの王子
「亜美、君には恋人はいるかね?」
「はい?」
ちょっと返答に困って山下常務を見る。
ロイド王子のとなりで
Yes と口パクしている。
「直哉、君には聞いていない。
それとも直哉が恋人なのか?」
「いえ、山下常務は大切な仕事のパートナーです」
あ、完全に怒らせた
だって、課長が後ろで聞き耳たててるし
石田さんも戸田さんも聞いているから
yes
とは、言えないよ...
実際 恋人ではないもの
「直哉、残念だな
どうやら君はフラれたみたいだぞ
せっかくつけた印も意味がなかったようだな」
ロイド王子が見透かしたようにペルシャ語で話しはじめた。
「っロイド!わかってるよな
おれが、先だ!」
「君は変わらんな。
しかし後とか先とかは関係ない
彼女次第だろう?」
「悪いがお前には譲れん」
「学生時代、君に何度悔しい思いをさせられたかわかっているか?」
「それはお互い様だろう?!」
ペルシャ語で熱く言い合う二人を私たちはポカンと見ている。
何をいっているかさっぱりわからない。
「はい?」
ちょっと返答に困って山下常務を見る。
ロイド王子のとなりで
Yes と口パクしている。
「直哉、君には聞いていない。
それとも直哉が恋人なのか?」
「いえ、山下常務は大切な仕事のパートナーです」
あ、完全に怒らせた
だって、課長が後ろで聞き耳たててるし
石田さんも戸田さんも聞いているから
yes
とは、言えないよ...
実際 恋人ではないもの
「直哉、残念だな
どうやら君はフラれたみたいだぞ
せっかくつけた印も意味がなかったようだな」
ロイド王子が見透かしたようにペルシャ語で話しはじめた。
「っロイド!わかってるよな
おれが、先だ!」
「君は変わらんな。
しかし後とか先とかは関係ない
彼女次第だろう?」
「悪いがお前には譲れん」
「学生時代、君に何度悔しい思いをさせられたかわかっているか?」
「それはお互い様だろう?!」
ペルシャ語で熱く言い合う二人を私たちはポカンと見ている。
何をいっているかさっぱりわからない。