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顧みすれば~真の愛~
第14章 HEROES
「直哉、君が帰国するなら彼女をこの屋敷に連れてこようと思う」

直哉の表情が一瞬変わった。

「そうか。

 それが一番安全かもしれないな」


しばしの沈黙のあと
私は問い質した。


「直哉、

 君も彼女に惹かれているのではないか?」


直哉は私をまっすぐ見た。


「そうだ。私も彼女に惹かれている。

 正直、どうしようもないくらいにな」


まさかの答えだった。
しかし、私は本気だ


「悪いが 譲れん」


「君次第だな。

 彼女に何かあれば

 俺は決して 君を許さん」


お互いに一歩も譲る気はない。

そこまでさせてしまう
彼女の魅力とはなんだろう。


「とにかく彼女を無事に返してくれ。

 このプラントの契約が終われば

 あとは好きにすればいい」


直哉の答えは不思議だった。

本気だと言うわりに私を相手にしても余裕だ。

余裕というかどこか一歩引いている感じもうける。


「もちろん無事に帰すさ

 君はゆっくり日本で仕事をしているがいい」


その後も直哉は何度も念をおして帰っていった。

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