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第18章 始末

「バドル王子！」


チャンが自分を探す声がする。


足音がこちらに近づいてくる...



チャンが拷問部屋で呆然とするバドルを見つけた。


視線の先には拷問していたような形跡


しかし、肝心の女がいない。



「...バドル王子

　これはいったいどういうことかな？」


チャンはバドルに詰め寄る。


「い、いやなにも知らない」


恐怖に怯えるバドルは足元をふらつかせ、小動物のように震えながら後退りする。


「し、知らない。


　ほ、本当に何も知らないんだ」


そんなバドルにチャンはにじり寄り
鋭い目を向ける


「ほぉ。王子は何も知らないと？」