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顧みすれば~真の愛~
第20章 穏やかな時間
昼食が運ばれてきた。
まだほとんどが液体の食事
右手しか動かない私は食事に悪戦苦闘していた
その時ロイド王子が病室へ入ってきた。
手には真っ赤なバラを持っている。
「邸の庭から摘んできた
少し気が紛れるといいと思って」
「砂漠にバラが咲くんですか?」
私は素朴な疑問を投げた
「母が花が好きな人だったからね。
母の国ではとても花が多くて。
母はこの地へやってきてから
たくさんの花を育てていた。
母が大切にしていた花は
今でも邸のものが大切に育てているんだ」
王子は看護士に頼んで花を活けてもらった
まだほとんどが液体の食事
右手しか動かない私は食事に悪戦苦闘していた
その時ロイド王子が病室へ入ってきた。
手には真っ赤なバラを持っている。
「邸の庭から摘んできた
少し気が紛れるといいと思って」
「砂漠にバラが咲くんですか?」
私は素朴な疑問を投げた
「母が花が好きな人だったからね。
母の国ではとても花が多くて。
母はこの地へやってきてから
たくさんの花を育てていた。
母が大切にしていた花は
今でも邸のものが大切に育てているんだ」
王子は看護士に頼んで花を活けてもらった