この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
顧みすれば~真の愛~
第28章 恋人の時間
ゆっくり私から体を離し
「退院おめでとう」
と、持っていた花束を渡してくれた。
「明日、帰国するときいて
いてもたってもいられず
ここまで来てしまった」
ロイド王子は少し恥ずかしそうに微笑んだ。
「君と叶えたい夢があってね」
「夢?!」
「実はデートというものをしたことがない。
付き合ってくれるか?」
私の目線に合わせて微笑む。
近付いたロイド王子の顔に目眩がした。
ーーそんな綺麗な顔で微笑まないでください
私は微笑み返し
「もちろん」
と答えフロントに花を預けた。
「退院おめでとう」
と、持っていた花束を渡してくれた。
「明日、帰国するときいて
いてもたってもいられず
ここまで来てしまった」
ロイド王子は少し恥ずかしそうに微笑んだ。
「君と叶えたい夢があってね」
「夢?!」
「実はデートというものをしたことがない。
付き合ってくれるか?」
私の目線に合わせて微笑む。
近付いたロイド王子の顔に目眩がした。
ーーそんな綺麗な顔で微笑まないでください
私は微笑み返し
「もちろん」
と答えフロントに花を預けた。