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顧みすれば~真の愛~
第28章 恋人の時間
「私は君を愛している
ただ、私のそばにいてくれるだけでいい」
ロイド王子が私の両手を包む
その手はとても温かい
「私もロイド王子をお慕いしています」
「ならば」
「私も一度はロイド王子の愛に
身を委ねてしまおうかと思いました。
でも、それは私の甘えであって
愛ではないのです」
「それでいい。私に甘えてくれればいい
それがいつか愛に変わればいいのだ」
ロイド王子の握る手に力がこもる。
「共に生きるということは
お互いの人生を背負うこと。
はじめは 好き という感情だけで
乗り越えられても
やがて続かなくなるでしょう」
ロイド王子の目に驚きが映る
「王となる方が色恋に溺れてはいけません。
もちろん、王ともなれば
ただ、あなたを愛し癒してくれる女性も
必要でしょう。
でも、
そのどちらも私の役目ではありません」
ただ、私のそばにいてくれるだけでいい」
ロイド王子が私の両手を包む
その手はとても温かい
「私もロイド王子をお慕いしています」
「ならば」
「私も一度はロイド王子の愛に
身を委ねてしまおうかと思いました。
でも、それは私の甘えであって
愛ではないのです」
「それでいい。私に甘えてくれればいい
それがいつか愛に変わればいいのだ」
ロイド王子の握る手に力がこもる。
「共に生きるということは
お互いの人生を背負うこと。
はじめは 好き という感情だけで
乗り越えられても
やがて続かなくなるでしょう」
ロイド王子の目に驚きが映る
「王となる方が色恋に溺れてはいけません。
もちろん、王ともなれば
ただ、あなたを愛し癒してくれる女性も
必要でしょう。
でも、
そのどちらも私の役目ではありません」