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顧みすれば~真の愛~
第33章 決意
部署に戻り引き継ぎをする。
引き継ぎとはいっても半年も休んでいるので
仕事の大半は他の人がやってくれていたり
プロジェクトは止まったままので
やることはほとんどなかった。
会社員など悲しいものだ。
自分は必死で頑張ってきたつもりでも
自分の代わりなどいくらでもいる。
荷物をまとめ退職の挨拶をする。
引き留めてくれる人もいれば
遠巻きに見ている人もいる。
課長や美保先輩、部署の人たちが
エレベーター前まで見送ってくれる。
「亜美ちゃん、いつでも戻ってきてね。
それから連絡先は教えなさい!」
美保先輩が目にいっぱい涙を貯めている。
私は微笑んだ。
「はい」
「元気でな」
課長が親指をたてる。
「ありがとうございます。
プロジェクト是非進めてください」
課長を見つめた。
「わかった。
佐々木の仇は取りにきかないとな」
私は一礼してエレベーターに乗り込もうとした。
引き継ぎとはいっても半年も休んでいるので
仕事の大半は他の人がやってくれていたり
プロジェクトは止まったままので
やることはほとんどなかった。
会社員など悲しいものだ。
自分は必死で頑張ってきたつもりでも
自分の代わりなどいくらでもいる。
荷物をまとめ退職の挨拶をする。
引き留めてくれる人もいれば
遠巻きに見ている人もいる。
課長や美保先輩、部署の人たちが
エレベーター前まで見送ってくれる。
「亜美ちゃん、いつでも戻ってきてね。
それから連絡先は教えなさい!」
美保先輩が目にいっぱい涙を貯めている。
私は微笑んだ。
「はい」
「元気でな」
課長が親指をたてる。
「ありがとうございます。
プロジェクト是非進めてください」
課長を見つめた。
「わかった。
佐々木の仇は取りにきかないとな」
私は一礼してエレベーターに乗り込もうとした。