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顧みすれば~真の愛~
第42章 新しい家族
慌ただしい披露宴も終わり
翌週には直哉さんとスペインへ戻った。
帰り際義母も義父も寂しそうだったが
今まで自分が旅立つときに涙を流して別れを惜しまれる経験がなかっただけに
驚きと感激が込み上げてきて思わず私も泣いてしまった。
スペインに戻ってから
私の体調はすぐれなかった。
食欲も湧かず
とにかくダルい。
直哉さんが出掛けたあと家事をこなすと
ほとんど寝ていた。
心配した直哉さんは
私を病院へ連れていってくれた。
病名は...
妊娠
私は直哉さんの子供を身籠っていた。
アラブで生死をさ迷ってから
生理不順になっていた私は
まったく気付かなかった。
医師から
「おめでとう」
と言われてポカンとしている私を
直哉さんは強く抱き締めた。
もしかしたら子供は望めないと
言われていただけに
直哉さんは涙を流して喜んでくれた。
翌週には直哉さんとスペインへ戻った。
帰り際義母も義父も寂しそうだったが
今まで自分が旅立つときに涙を流して別れを惜しまれる経験がなかっただけに
驚きと感激が込み上げてきて思わず私も泣いてしまった。
スペインに戻ってから
私の体調はすぐれなかった。
食欲も湧かず
とにかくダルい。
直哉さんが出掛けたあと家事をこなすと
ほとんど寝ていた。
心配した直哉さんは
私を病院へ連れていってくれた。
病名は...
妊娠
私は直哉さんの子供を身籠っていた。
アラブで生死をさ迷ってから
生理不順になっていた私は
まったく気付かなかった。
医師から
「おめでとう」
と言われてポカンとしている私を
直哉さんは強く抱き締めた。
もしかしたら子供は望めないと
言われていただけに
直哉さんは涙を流して喜んでくれた。