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顧みすれば~真の愛~
第43章 愛の行方
あてどなく街をさ迷う
初めて来たニューヨーク
右も左もわからない。
私はただ街角に立ちすくんでいた。
「佐々木さん?
いや、山下さんか」
聞き覚えのある声に振り向く
「石田さん!」
「覚えててくれた?」
「もちろん。お久しぶり」
「どうしたのこんなところで」
私はうつむいた。
「ひとり?
なわけないか。山下常務と一緒?」
「ううん。突然思い立って
ニューヨークに来てみたんだけど
右も左も分からなくて...」
石田さんは少し考える風だったが
にっこり笑って
「さすが財閥
思い立ったらニューヨークか
羨ましいよ。
では我が家にご案内しますよ
奥さま」
初めて来たニューヨーク
右も左もわからない。
私はただ街角に立ちすくんでいた。
「佐々木さん?
いや、山下さんか」
聞き覚えのある声に振り向く
「石田さん!」
「覚えててくれた?」
「もちろん。お久しぶり」
「どうしたのこんなところで」
私はうつむいた。
「ひとり?
なわけないか。山下常務と一緒?」
「ううん。突然思い立って
ニューヨークに来てみたんだけど
右も左も分からなくて...」
石田さんは少し考える風だったが
にっこり笑って
「さすが財閥
思い立ったらニューヨークか
羨ましいよ。
では我が家にご案内しますよ
奥さま」