この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
暁闇
第21章  重なる


翔悟くんの舌先が、私のそれに触れた。
思わず逃げてしまったけど。
彼は頬に当てた手を、くっ……と軽く自分の方へまた引いて。


「ふ……っん……」


奥までは入って来ず、まるで私を待つかのようにその場所で優しく口内を舐めてきて。
引っ込めていた舌を少しだけ戻すと、舌先が彼に触れて。
待っていたと言わんばかりに、そのまま絡められた。


ぴちゃ、と水音がして。
恥ずかしくて。

でも、嬉しくて。


翔悟くんの真似をするように、舌先を必死で動かした。


どきんどきんとうるさい心臓の音。
そして重なる吐息。
身体が、時々ぞくっと反応する。


……ちゅっ、と。
リップ音が鳴り、唇はようやく離れ。
見つめてくる翔悟くんを、私も息を少し乱しながら見つめた。


翔悟くんの手が、私の頭を撫でるように動くと


「行こう」


そのままそう言われ、手を繋がれた。
引かれるがままに歩く。


……ベッドの前まで。



/551ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ