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暁闇
第21章  重なる


……ひとつになれた。
とうとう、翔悟くんとひとつになれた。


はいった、って。そう言われて。
痛かったのに。
今だって、すごい異物感と圧迫感で苦しいのに。
立てた膝が震えるくらい、身体に入った力は抜けないのに。

翔悟くんがどこまでも優しいから。
身体の痛みなんかより、満たされた心が幸せで。
……泣けてくる。

気遣ってくれているのか。
その感覚に私が慣れるまで、動かないでいてくれる翔悟くん。
それが、すごく。
大事にされているかんじがして。


「初めてが翔悟くんで……嬉しい……」


そんなことまで、素直に言えた。


……ちゅっ、と。
口づけてくる、彼。


「そんな可愛いこと言われたら、俺……」


そんなことを言いながら、ちゅっ、ちゅっ、と。
何度も、何度も。


「……すぐいっちゃいそ」


ふ、と。
困ったように笑いながら呟いて、私をぎゅっとする。


――ああ……。
翔悟くんの、その重み。

嬉しい。


きゅん、と胸が疼いて。
私も、ぎゅっと彼を抱き締めた。


「……触っていい?」


やがて、翔悟くんはそう呟いて。
胸元に、左手を這わせてきた。


「ん……」


答えを聞くと、また口づけてきて。
膨らみを、ふに……と優しく揉まれる。

その口づけは、長くて。
舌を絡めるような、少しねっとりとしたもので。


「ん」


指先で、硬い突起をくりくりとゆっくり弄られ。
彼と繋がってることの嬉しさも相まって。
なんだかすごく、感じてきてしまって。


「ん……っあ……、あ……っ」



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