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暁闇
第24章 初めて口にした
「見て、ほら」
耳元で囁かれ、そっと目を開ける。
「あ!」
その途端、またきゅっ、とつままれ。
そのままくりくりと摺り合わせるようにされ。
「っあ……、め……だめ……っ」
揉みしだかれる左胸。
尖りを集中的に責められる右胸。
喘ぎながらもうっすらと再び目を開け、鏡の中の自分に目をやると――――ずくん……と疼く胸。そして下腹部。
だってなんていやらしい光景。
上半身を露わにして。
背後から回された彼の大きな手が……指先が、私の胸を弄ってる。
まるでせがんでいるかのようにも見える、彼の手に重ねた私の左手。
彼の手の動きに合わせて動くそれは、自分で自分の胸を揉んでいるようにも見えた。
そして私の背後に立つ翔悟くんと、鏡越しに目が合った。
ふ……と。
その口元が少し意地悪そうに歪む。
熱っぽい、彼の目――――。
「っあ……!」
突然、右の太ももに感じた手。
自分を見ると、彼の右手は胸から消えていて。
すす……と、撫で上げられる内もも。
下着をつけていないそこ。
付け根まで伸ばされた、指先。
「……や……!」