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暁闇
第24章 初めて口にした
熱い。
身体が……頬が、熱い。
左胸から離れた彼の手。
直後、バスローブの裾をまくられ、露わにされた下半身。
私の腰に添えられた、彼の両手。
後ろにぐっと引かれる。
お尻を突き出すような形にされた。
「……っ、だめ」
はっと我に返り、振り向こうとしたときだった。
腰からお尻に移った手の感触。
その手が、そこをくっと開く――――。
「……ひ……!」
ぬめっているものが、一番敏感なそこを這う。
「あっ……や、ああっ……!」
振り向いて、見ると。
彼の頭が私のお尻の向こうにあって。
ぴちゃぴちゃと聞こえる音と連動するかのように、その頭が動いてて。
「だめ……えっ……」
台にしがみつくようにしながら、震える足を必死で支えた。
「っあ……や、ああっ……」
こんな、格好で。
はだけた、もうその意味をなさないバスローブを腰のあたりにひっかけただけの格好で。
鏡の前で立ったまま、翔悟くんにいやらしいとこを舐められて。
「……ん……気持ちい……?」
はあっ、と息を吐きながら。
そんなふうに聞いてきた彼に、ただもう喘ぎながらこくこくと頷くしかできない私。
胸元でゆらゆらと揺れるネックレス。
その光景は卑猥すぎて、おかしくなる。