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暁闇
第24章 初めて口にした
……唇を離したあとも、うっとりと目を閉じて余韻に浸っているかのような彼女。
ずくずくと、疼く俺自身。
はあ……と息を吐き、彼女の名を呼んだ。
ゆっくりと目を開けた彼女に、それを乞う。
「……俺の、さわって」
夢うつつのような目をしたまま、こくんと頷いて。
彼女は俺の背中から離した両手を、そのままそこへと移す。
「あ……」
細く長いきれいな指先。
それが、俺の欲の塊へと絡みついた。
すす、と両手で下から上へと撫でるような、柔らかな動き。
自分の手とは明らかに違う感触。
「あ――――……」
天を仰ぐようにして、深い息を吐いた。
そのまま少し、彼女の手の動きに意識を集中する。
ためらいがちに触れていたその手は、次第にしっかりと。
俺のを握って。指先を上下に動かして。
「……ああ、気持ちい……っ……」
もう一度深く息を吐いた俺は、彼女へと視線を戻す。
俺のを見つめながら懸命にそれを擦ってくれてる彼女の左手を掴み、離させて。
それから俺は、その左胸に手を伸ばす。
親指で、くりっと。
尖りを転がした。
「っう、ん……!」
びくん、と身体を揺らし。
彼女はそこを擦る手を止める。
俺は左手を彼女のその手に重ねるようにして、続きを促した。
ゆるゆると、また始まる動き。
「ああ……」
親指と人差し指でつまんだ乳首。
擦り合わせるようにすると
「……っ! それだめ……っ」
小さく仰け反り、空いた左手で俺の手首を掴む。
彼女が首を振る度に、揺れるネックレス。
匂い立つ彼女の艶に、たまらなくなった俺は細腰に両手を回し、顔をそこに近付けた。
そのまま乳首をぺろりと舐め上げる。
「ひぅっ」