この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
暁闇
第25章  Epilogue


披露宴のあと、まだ話し足りなかった私たち。
葉月くんが、家に寄ってと加奈に声を掛けてくれて。
それで今、ここでこうしてリビングに3人でいるわけだけれど。


「……でも、あのブーケきれいだったよね……!」


思い出して口にした私に、頬杖をついてどこか呆けたような顔をしていた加奈が反応した。


「ああ……確かに。
あんな薔薇あったんだね。初めて見た~」

「ね!」


白に、ピンクの縁取りがされた大輪の薔薇。
清楚なのにすっごく華やかで。


「あおいさんに似合ってたよね~……」


うんうん、と頬杖をついたまま頷く加奈。


そして。少しの沈黙のあと。


「……よかったよね」


そう、呟いた。
今度は私がそれに頷く。


キャンドルサービスでテーブルを回ってきたとき、ふたりと目が合って。
記憶にあったあの優しい微笑みを私に向けてくれたあおいさん。
照れくさそうに苦笑いした村上くん。
それだけでまた、胸にこみ上げてきたたくさんの感情。



/551ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ