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暁闇
第27章  *おまけ*葉月と琴音*


「琴音……なか、すごいよ」


ふ、と口元に笑みを浮かべ。
嬉しそうな葉月くん。


「もっと?」

「ん……」

「どうしてほしい?」


ちゃんと口にしないと、葉月くんはそれを与えてくれない。
もうよく分かってる。

だから


「……っ、舐めて……っ」


葉月くんを見て、言った。
満足そうに、笑みを深くした彼。

ゆっくりと、視線を私の目から移す。
彼が、弄っているそこへと。


……また、顔が埋められ。


「……っ……!」


指がはいっている蜜穴。
その少し上にあてられた舌先。
割れ目をゆっくりと、なぞられる。

辿りついた、敏感な部分。
舌で弾くように、下から上に。


「……っあ、ああ……っ」


ぐち、ぐち、と。
そっと私のなかを擦り上げる指。
気持ちいい、そう……今、舌で愛されているそこの裏側。


「ん……そこ、いっ……」


はあっ、と息を深く吐く。


気持ちいい。
なかも、そとも。
そうやって愛撫され、葉月くんが時折発する溜め息のような甘いその気配にも、ぞくぞくとさせられる。


……でも。



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