この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
BAR・エロス
第5章 探そう・・
あった!
やっと見つかった!
手の中でクシャクシャになっている地図を食い入るように見る。
この細い路地は地図には表示されていない。
これじゃわかんないよ・・
でもショコラやベネチア仮面の店は昼間開いているんだし・・
人は来るんだろうな・・
そう思って開いている店に目をやると、
買い物を終えた客がチョコレート屋から出てきた。
見送ると今度は、
自分と同じ道をたどってきたカップルが
ベネチアの店に入っていく。
いわゆる知る人ぞ知る、ということか。
ただ、バーは気がつかないだろう。
看板やネオンは無いし、ドアのプレートも
CLOSEの面には名前がない。
私のようにひっくり返してみなければわからないのだ。
それだけ、
深い意味を持つバーなのだ、ということ・・
誰にでも簡単に
快楽は手に入れられない、ということなんだろう。
よし、次は夜来てみよう。
きっと様子がわかるはずだ。
ケータイで建物を写真に収め、
来た道を戻りながら目印になる建物を確認し、
さっきとはまるで違う軽い足取りで
その場を後にした。
やっと見つかった!
手の中でクシャクシャになっている地図を食い入るように見る。
この細い路地は地図には表示されていない。
これじゃわかんないよ・・
でもショコラやベネチア仮面の店は昼間開いているんだし・・
人は来るんだろうな・・
そう思って開いている店に目をやると、
買い物を終えた客がチョコレート屋から出てきた。
見送ると今度は、
自分と同じ道をたどってきたカップルが
ベネチアの店に入っていく。
いわゆる知る人ぞ知る、ということか。
ただ、バーは気がつかないだろう。
看板やネオンは無いし、ドアのプレートも
CLOSEの面には名前がない。
私のようにひっくり返してみなければわからないのだ。
それだけ、
深い意味を持つバーなのだ、ということ・・
誰にでも簡単に
快楽は手に入れられない、ということなんだろう。
よし、次は夜来てみよう。
きっと様子がわかるはずだ。
ケータイで建物を写真に収め、
来た道を戻りながら目印になる建物を確認し、
さっきとはまるで違う軽い足取りで
その場を後にした。