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LEMON DEPENDENCE
第9章 残念会でもするか?
「いつかはわからないっすけど、あの人と桔梗が近々こっちに来るらしいっす」
「……は?」
今、何つった?
俺は血管がぶちきれそうになるのを何とかこらえ、蒼空を見おろした。
「俺にもあの人が何を考えてるかなんてわからないっす。…広島帰って詳しいことがわかり次第連絡するっすよ」
「……頼んだ」
タクシーが発進した。
少し不安そうな蒼空の顔が印象的だった。
「玲助さん…あの人に桔梗って?」
「……」
話すか、話すまいか…
しばし俺は悩んだが、決めた。
弟の陽生が檸檬と付き合いだしたということは、兄である流星も当事者になったようなものだ。
知る権利はあるだろう。
「檸檬の義母と腹違いの妹だ…奴らは広島にいる」
「…義母に、妹?」
「………とにかく邪悪な奴らだ。極力関わりあいを持たないことだな」
「……は、はあ?」
「流星、奴らが来ることはまだ檸檬に話すなよ」
「………」
「檸檬にとって奴らはトラウマ以外の何でもない…」
「…わかりました」
あいつら…
今度檸檬に何かしてみろ?
ぶっ潰してやる!!
「……は?」
今、何つった?
俺は血管がぶちきれそうになるのを何とかこらえ、蒼空を見おろした。
「俺にもあの人が何を考えてるかなんてわからないっす。…広島帰って詳しいことがわかり次第連絡するっすよ」
「……頼んだ」
タクシーが発進した。
少し不安そうな蒼空の顔が印象的だった。
「玲助さん…あの人に桔梗って?」
「……」
話すか、話すまいか…
しばし俺は悩んだが、決めた。
弟の陽生が檸檬と付き合いだしたということは、兄である流星も当事者になったようなものだ。
知る権利はあるだろう。
「檸檬の義母と腹違いの妹だ…奴らは広島にいる」
「…義母に、妹?」
「………とにかく邪悪な奴らだ。極力関わりあいを持たないことだな」
「……は、はあ?」
「流星、奴らが来ることはまだ檸檬に話すなよ」
「………」
「檸檬にとって奴らはトラウマ以外の何でもない…」
「…わかりました」
あいつら…
今度檸檬に何かしてみろ?
ぶっ潰してやる!!