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幼馴染と甘い日。
第21章 愛しくて憎い

 当たり前。

 記憶がないからそう思うのは当然。

 俺の時もそうだったからな。


「...変わってんね...」


 亜美が「は?」と言いたげな顔をしている。


「あぁ、俺、優希。」

「..私は高木亜美よ。」

「知ってる。」


 今度は「ぁ?」と言いたそうだ。


「..忘れちゃったわ..」
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