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オオカミ君のホンネ
第16章 運命の人
ナオside
「静かに出来ないの?」
それは肇の声だった。
大きくも無いが、怒っているのが分かるほどにドスが聞いている。
周りはすぐさま静かになって、またすぐに耳打ちで
『何なのよね、いきなり。』
『男が応援とか(笑)場違いだっつーの』
だとか微妙に聞こえる音量で話し始める。
さすがに苛々した俺が
「おい、いいかげんに」
と、いいかげんにしろ、と言いかけた瞬間だった。
肇のすぐ側で耳打ちをしていた女の持っていたペットボトルが高く飛んだ後に床に強くたたきつけられて破裂した。
俺はすぐに肇がやったんだと理解する。
肇「…あんな風になりたいの?」
それはペットボトルのことを指しているんだろう。
女達は顔をひきつらせて退散していった。
ナオ「………肇…?」
声を掛けるとコロッと態度が変わって
肇「ごめんね~あとで片付けるから。」
と笑った。
そのとき直感的に思った。
この人が
この人が俺の
運命の人だと。
「静かに出来ないの?」
それは肇の声だった。
大きくも無いが、怒っているのが分かるほどにドスが聞いている。
周りはすぐさま静かになって、またすぐに耳打ちで
『何なのよね、いきなり。』
『男が応援とか(笑)場違いだっつーの』
だとか微妙に聞こえる音量で話し始める。
さすがに苛々した俺が
「おい、いいかげんに」
と、いいかげんにしろ、と言いかけた瞬間だった。
肇のすぐ側で耳打ちをしていた女の持っていたペットボトルが高く飛んだ後に床に強くたたきつけられて破裂した。
俺はすぐに肇がやったんだと理解する。
肇「…あんな風になりたいの?」
それはペットボトルのことを指しているんだろう。
女達は顔をひきつらせて退散していった。
ナオ「………肇…?」
声を掛けるとコロッと態度が変わって
肇「ごめんね~あとで片付けるから。」
と笑った。
そのとき直感的に思った。
この人が
この人が俺の
運命の人だと。