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オオカミ君のホンネ
第17章 三度目の正直
晃「……なあ…あいつのところ…行くの?」
幸「いつから居たんだよ。」
晃「…最初から」
…盗み聞きか。タチ悪い…
幸「……ハァ…盗み聞きしてたん?」
晃「心配だったんだよあいつのところ行くんだろ!?」
幸「悪いか」
晃「…行かないで、俺と居てよ」
幸「…無理。気分悪い。帰ろうナオ」
晃の噛みしめている唇からは血が垂れている。ポタポタとコンクリートに垂れるたびに赤黒い染みができ、周りも異様な空気に包まれて、気まずくなっていく。幸也は俺の手を引くと、一度も振り返らずにプールへ戻った。
幸「いつから居たんだよ。」
晃「…最初から」
…盗み聞きか。タチ悪い…
幸「……ハァ…盗み聞きしてたん?」
晃「心配だったんだよあいつのところ行くんだろ!?」
幸「悪いか」
晃「…行かないで、俺と居てよ」
幸「…無理。気分悪い。帰ろうナオ」
晃の噛みしめている唇からは血が垂れている。ポタポタとコンクリートに垂れるたびに赤黒い染みができ、周りも異様な空気に包まれて、気まずくなっていく。幸也は俺の手を引くと、一度も振り返らずにプールへ戻った。