この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
オオカミ君のホンネ
第22章 君の為なら

幸也side
「……染……詠ぁ…グスッ…」
どうしても染詠を想うと涙が滲み出てくる。
ケータイを開くと、未だに待ち受けに設定された染詠とのツーショット。
笑って俺に抱きついた染詠。
連絡先のフォルダーにさえ染詠の番号が消せずに残っている。
掛けようと番号を選びかけても、再び電源を切った。
『お前の無神経なところが嫌い』
「ハハッ!…ホント、俺無神経だなぁ…」
染詠を想っているのに、諦めようとミキに手を出したり、電話さえ掛けられない意気地なし。
それでも右手が染詠の手の感覚を覚えてる。
なにかを握るたびに染詠を思い出して、頭から離れない。
『…幸!』
染詠の顔や声、肌触りさえも身体に染み着いてる。
染詠の全て、全てが愛しい。
「ハッ…ハハハハハハハハハ…ハハ…」
投げ捨てたケータイを手に取って染詠の番号をタップする。
尾崎 染詠
080-××××-××××
もう一度タップして番号に掛けた。
プルルルルルルル…プルルルルルルル………プツッ
『…もしもし』
。
「……染……詠ぁ…グスッ…」
どうしても染詠を想うと涙が滲み出てくる。
ケータイを開くと、未だに待ち受けに設定された染詠とのツーショット。
笑って俺に抱きついた染詠。
連絡先のフォルダーにさえ染詠の番号が消せずに残っている。
掛けようと番号を選びかけても、再び電源を切った。
『お前の無神経なところが嫌い』
「ハハッ!…ホント、俺無神経だなぁ…」
染詠を想っているのに、諦めようとミキに手を出したり、電話さえ掛けられない意気地なし。
それでも右手が染詠の手の感覚を覚えてる。
なにかを握るたびに染詠を思い出して、頭から離れない。
『…幸!』
染詠の顔や声、肌触りさえも身体に染み着いてる。
染詠の全て、全てが愛しい。
「ハッ…ハハハハハハハハハ…ハハ…」
投げ捨てたケータイを手に取って染詠の番号をタップする。
尾崎 染詠
080-××××-××××
もう一度タップして番号に掛けた。
プルルルルルルル…プルルルルルルル………プツッ
『…もしもし』
。

