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嘘でもいいから
第2章 君が大切だから
隼人…お酒弱いのにこんなに…


なぜだかそんな心配をしながら…

シングルベッドの上で
裸の男女が抱き合うのを
私は茫然と見ていた。


女性の脚の間で腰を振る隼人…


あぁ…隼人って鍛えてるから
やっぱり綺麗なお尻をしてるんだ。
思ってた通りだな…


何だか妙に納得する。


「は…?!…ゆ…優花っ?!」


隼人が弾かれたように
ベッドから転げ落ちた。


みっともないくらい慌ててる…

貴方のこんな姿、見たくなかった…


そして。


「だから…さっさと処女あげないと
浮気されちゃうよって言ったでしょ?」


豊満な胸元を隠しもせずに
ベッドの上の麻実が笑った。
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