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嘘でもいいから
第11章 想いの迷宮~想side~
「優花さんのページの写真…
みんな素敵ですね。
なんだか懐かしいような…
不思議な魅力があります。」


懐かしいのは当たり前だよ、優花。
あれはお前が育った町の写真なんだ。


そして俺はその後
重大な間違いを犯してしまう…


もう会わない方がいいと
思っていた優花…

連絡も減らしフェードアウトしようと…

遠くから見守ることが出来ればいいと。


でもいつの間にかその優花を
母さんの元仕事仲間の個展に
誘う結果になってしまっていたんだ。


17年間お前無しで生きてきた。
だけど…

お前のいない時間など
もう想像できないんだ。
この抗えない感情は一体何だ…

その時すでに
俺は底なしの罠に堕ちていたんだ…
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