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嘘でもいいから
第4章 想いの迷宮
「都内でですか?
だったら行ってみたいな~
場所、教えてください!」


「だったら俺が
連れて行ってあげるよ。
あ、彼が許さない…かな?」


想さんとは距離を取らないと
いけないかもしれないと思ってたのに…
また会いたいと願ってしまうバカな私。


「いえ、連れて行ってください!」


隼人のことを忘れた訳じゃない。
向井さんとのこと…
どうしたらいいのかわからない。

でも想さん…
なぜかまた会いたい。すごく…


そんな
どっちつかずの優柔不断な私に…
神様はさらなる試練を与えようと
していたのだった。
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