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嘘でもいいから
第5章 初めてを貴方に
向井さんの手が私の足首を掴み
大きく開く…
「ほーら…
真ん中にシミができてるよ?」
そしてそこに顔を埋めた…
「やめてくださいっ!私…お風呂も…」
 「そうだね…いやらしい匂いがする。
 一日働いて…俺のキスで濡れた…
優花の××××の匂い…」
 「イヤ〜!!!」
こんなこと言うの、向井さんじゃない。
 向井さんはいつも優しくて…
でも。
 私は向井さんのことを
結局何も知らなかったんだって…
この後さらに思い知らされたのだった。