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イケない秘め事
第34章 入院当日
「パパ、朝だよ~。生まれそうだよ!」

俺、慌てて起きれば、愛美が笑う。

「嘘だよ。明日じゃん。」
「焦らせんなよ。」

俺は、リビングに行き、朝御飯を食べながら、新聞を読む。愛美は、嫌がるが。

「愛美、飯は?」
「先に食べた。お腹空いたから。」
「そういや、最近、ふと…ってはないな。」

怖かった。一瞬、愛美の顔が。

「病院、1時だっけ?」
「そうだよ。まだ、ちょっと時間あるもん。」
「じゃ、少し早いけど出掛けるか。」
「ん?まだ、早いよ?」
「大丈夫だよ。」

俺は、車を走らせて、市内では有名な神社に行った。
砂利を踏みながら、のんびりと歩く。

「静かだろ?」
「うん。それに、景色がいいね。」

少し高台にある神社からは、街並みが見える。

「病院行く前に、来たかった。」

俺は、愛美と神様にお祈り。
元気な悠太に会えますように。
そのまま、病院。入院の手続きをさし、個室に入る。大部屋が急遽塞がったらしい。

「広いね。」

俺は、荷物を置いて、カーテンを開ける。
外、綺麗だね。
いよいよか…。

「愛美、緊張してる?」
「うん。」

俺の手を、胸に持っていくと、心臓の動きが聞こえる。

「愛美、目を閉じて。」

俺は、愛美にキスをした。

「緊張、溶けた?」
「まだ。もう一回。」

俺は、再度、キス。

ングッ…ンッ…

唇を離し、おでこを軽くくっつけて、

「大丈夫?」
「もぉ、大丈夫。」
看護師が来て、部屋の設備の使い方の説明を受け、分娩室とかを案内された。

「今日って、飯出るの?」
「ううん。出ないよ。夜ご飯と朝御飯は、食べれないの。水分は、いいみたいだけど。」
「朝の9時だったな。」
「そう。」
「俺、8時過ぎにはこれるからさ。頑張れよ。」
「うん。早くきてね。」

俺は、時間ギリギリまで、部屋にいた。
名残惜しいが、これ以上はいれない。
自宅へと、車を走らせた。途中、コンビニで飯を買う。
部屋は、ガランとしてた。
愛美と暮らす前は、一人だったけど、一緒に暮らし始めてからの一人は、寂しい。
でも、アイツも今、病室でボッチだ。
飯を食い、風呂に入って、愛美にメール。


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