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イケない秘め事
第10章 騒動

俺が、誰かの視線を感じてから、1ヶ月位たった。
ある日、俺と愛美は、父さんに呼ばれた。
「なに、父さん?」
「どうしたの?パパ」
父さんは、口を開かない。
母さんが、お茶を人数分持ってきて、父さんの隣に座る。
それが、合図だったかどうかは、知らない。
父さんは、1通の封筒をテーブルに置いた。大きく、安藤探偵社と書かれてる。
「探偵?」
俺は、あの時の事を思い出した。
それは、愛美も同じかも知れない。愛美が、俺の服をギュッと掴んだから、そう思った。
「悠祐、開けてみろ。」
父さんは、静かに言った。
俺は、封筒を開け、入っていた物を出した。
まとめられた書類と俺と愛美がハッキリ写ってる写真。
「これ、どうゆうことだ?」
母さんが、泣き出した。愛美も。
「ハッキリ言え!どうゆう事なんだ!お前達、実の兄妹なんだぞ!どうして…」
俺は、何も言えなかった。
長い沈黙が流れた。
「ごめん。ただ、俺は、本当に愛美の事を…」
バシッ…
父さんに、殴られた。
「お兄ちゃんっ!!なんで…?キョーダイでも、そうゆう事をしてる人だって、いるじゃん!しちゃダメなのっ!」
ピシャッ…
母さんが、泣きながら愛美を叩く。
「あなた達、自分がどれ程の過ちを犯したか、わかってるの?愛美?あなた、自分が何をしてるか、わかってるの?ねぇ!」
愛美が、また泣き出す。
「出てけ。悠祐、お前が出てけ。愛美は、まだ未成年だ。新しいとこが見つかるまでは、ここに置いてやる。」
父さんは、そう言い残して、出ていった。母さんは、涙を拭いて、茶碗を片付け始めた。
俺と愛美は、客間に残された。
愛美は、まだ泣いている。
俺は、愛美の肩を抱いて、頭を撫でた。
「お兄ちゃん。どうなるの?お兄ちゃん、出てっちゃうの?もぉ、会えないの?」
「うん。出てくしか、ねぇもんな。会う、会わないは、別として、連絡はするし。」
「うん。」
「俺、何があっても、お前を守るって決めたからさ。だから、泣き止め。お前に泣かれるのが辛い。」
「うん。」
愛美が、少し落ち着いて、笑ってくれた。
ごめんな、愛美。こんな事になっちゃって。ごめん。
俺達が、揃って客間を出る。
「愛美~?ママ、お買い物行くけど、くる?」
リビングから、母さんが、愛美を誘ってる。
愛美が、俺を不安そうに見上げる。
ある日、俺と愛美は、父さんに呼ばれた。
「なに、父さん?」
「どうしたの?パパ」
父さんは、口を開かない。
母さんが、お茶を人数分持ってきて、父さんの隣に座る。
それが、合図だったかどうかは、知らない。
父さんは、1通の封筒をテーブルに置いた。大きく、安藤探偵社と書かれてる。
「探偵?」
俺は、あの時の事を思い出した。
それは、愛美も同じかも知れない。愛美が、俺の服をギュッと掴んだから、そう思った。
「悠祐、開けてみろ。」
父さんは、静かに言った。
俺は、封筒を開け、入っていた物を出した。
まとめられた書類と俺と愛美がハッキリ写ってる写真。
「これ、どうゆうことだ?」
母さんが、泣き出した。愛美も。
「ハッキリ言え!どうゆう事なんだ!お前達、実の兄妹なんだぞ!どうして…」
俺は、何も言えなかった。
長い沈黙が流れた。
「ごめん。ただ、俺は、本当に愛美の事を…」
バシッ…
父さんに、殴られた。
「お兄ちゃんっ!!なんで…?キョーダイでも、そうゆう事をしてる人だって、いるじゃん!しちゃダメなのっ!」
ピシャッ…
母さんが、泣きながら愛美を叩く。
「あなた達、自分がどれ程の過ちを犯したか、わかってるの?愛美?あなた、自分が何をしてるか、わかってるの?ねぇ!」
愛美が、また泣き出す。
「出てけ。悠祐、お前が出てけ。愛美は、まだ未成年だ。新しいとこが見つかるまでは、ここに置いてやる。」
父さんは、そう言い残して、出ていった。母さんは、涙を拭いて、茶碗を片付け始めた。
俺と愛美は、客間に残された。
愛美は、まだ泣いている。
俺は、愛美の肩を抱いて、頭を撫でた。
「お兄ちゃん。どうなるの?お兄ちゃん、出てっちゃうの?もぉ、会えないの?」
「うん。出てくしか、ねぇもんな。会う、会わないは、別として、連絡はするし。」
「うん。」
「俺、何があっても、お前を守るって決めたからさ。だから、泣き止め。お前に泣かれるのが辛い。」
「うん。」
愛美が、少し落ち着いて、笑ってくれた。
ごめんな、愛美。こんな事になっちゃって。ごめん。
俺達が、揃って客間を出る。
「愛美~?ママ、お買い物行くけど、くる?」
リビングから、母さんが、愛美を誘ってる。
愛美が、俺を不安そうに見上げる。

