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悪戯な思春期
第3章 王子様の刺客は忍者
「雅樹ぃ……」
空いた左手で必死に俺を止めようとするが、その手もまとめて頭上で締め付けた。
容易く腕の自由を奪われ、椎名はただ首を振る。
「俺のこと好き?」
スカートのジッパーが外れる音が響く。
涙に濡れた頬が震えてる。
「……ゃ……こんなの、嫌」
「返事になってないけど?」
ねぇ。
瓜宮とナニしたの?
俺には言えないこと?
この教室に移動させられてどう思ってたの?
俺が心配してるとか考えなかった?
「怖いよ……雅樹」
「瓜宮は怖くなかった?」
わかりやすく動揺するキミ。
「……っ瓜宮には何もされてないって」
「じゃあ、この痕はなに? 俺この位置にはつけてないけど」
そういって首筋をなぞると、心当たりがあるらしく椎名は青ざめた。
「キスされたんだろ」
やはりこっちを見ない。
俺は椎名の顔を無理やり向かせた。
「やだっ……」
すぐに目を閉じる。
「初体験が目を閉じた状態でって、興奮する?」
俺は耳元で囁くと、椎名のスカートを引きずり下ろした。
咄嗟に目を見開く椎名は、ガタガタ震えて体中から力が抜けていた。
(あぁ……予想以上に俺は苛ついてるんだな。瓜宮にキスされたことが)
ゆっくり指をずらしていく。
柔らかい窪みに触れた途端、椎名が仰け反った。
立ってられないようで、俺はそのまま組み敷いた。
「んんー!」
叫び声を上げようとした椎名の唇を塞ぐ。
(正しく強姦だよこれは)
首筋に吸い付き、優しく愛撫する。
「ふッ……んん……はっ」
唇の端から唾液が零れる。
腰を動かし逃げようとするが、逆に指がこすれているのに気づかない。
「あぁッ……クッ……はん……あああぁ!!」
快感が背中まで貫き、椎名は何度も跳ね上がった。
瓜宮のカーディガンを脱がし、ブラウスのボタンを外す。
昼休みに見た乳房が現れる。
「瓜宮にも見せたの?」
首筋を甘噛みしながら尋ねる。
「んんっ……見せ、てな」
「ボタン外れてるくせに?」
片方の乳首を指で弾くと、今までの比じゃないくらい腰が浮いた。
拍子に指が中に入り、すんなり受け入れたそれを締め付けられる。
その事実に驚いた椎名はただ涙を流して首を振る。
「そんなに振ったら折れちゃうよ?」
「ひゃあうッ……」
「大丈夫?」
本当にいつからこんな性格に……