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【SS】目が覚めたら…?
第27章 【ファン感謝】白雪姫 ②小人(ナツ)
その"優しく"は、まるで羽毛のような触り方に変わり。
焦らされた肌はぶるぶる震えてしまう。
声を上げればナツ達がやめてしまうから、だからあたしはくっと唇を噛んで声を漏らさないようにと我慢した。
そんな中――。
「もっと一杯お蜜が出るように、このお花の中心を手で掻き集めてみようか。優しく優しく……」
「あ、ねぇここに穴がある!! ここ蜜が凄い!! 勿体ないよ、こんなに垂れ流しになるの。押し込めないと。閉じ込めないと」
あたしの蜜壷に、異物が入った感触がした。
思わず身を固くすれども、くねくねと動くその動きと、それ以外のナツ達の動きで、違和感もちょっとした痛みも全て気持ちよさに変わっていく。
だけど物足りない。
力強さと長さと。あたしの欲しい"核"に行き着かない。
小さいナツの身体では、あたしの身体を果てに導けないのか。
ああ、ああ――。
もっと強い気持ちよさを欲しい。
もっと強く、もっと高みにあげて欲しい。
ふわふわと中途半端に浮遊している意識。
これだけ攻められても、ぱちんと弾けられない。
ナツ達が淫猥な奉仕と思っていないから、その知識がないから、だからあたしの身体は消化不良感を覚えているとは知らず。
燻る身体を、燃え立たせて貰いたい。
燃え尽きて灰になるほどの勢いと激しさが欲しい。
これでは。
これではただの甘い責め苦だ。
「ああ、ねぇもっと、ああ……っ、もっと!!」
自制が効かずに、とうとう漏れるあたしの懇願。
はしたなくあたしは、強い快感を求める。
もどかしい。
殺すなら、さっさと殺して欲しい……そんな獲物の心境だった。
ところが――。
「もっとって、どうやるの?」
「しーちゃん苦しそうじゃない?」
「はぁはぁして、泣き始めちゃった」
「どうしよう」
「どうすればいいの?」
「しーちゃん、大丈夫?」
6人のナツ達は、その解決法を知らず。
狼狽して話し合い。
その間、あたしの身体は疼き続ける。
早く早く、ねぇあたしは動けないの。だから早く――。
そんな時だった。
「ぼ、僕も……いい?」
ハナタレナツがよろよろとやってきたのは。