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【SS】目が覚めたら…?
第27章 【ファン感謝】白雪姫 ②小人(ナツ)
昨日まではただされるナツの愛撫を眺めているだけだったが、視覚が閉ざされれば、自分の意志でいやらしい視覚を作り上げないといけない。
昨日されたことをより克明に思い出すために、快感の感覚までも再現させてしまう淫らな想像。想像だけで、快楽の底に簡単に落ちてしまいそうなこのスリルが、身体に微細に走るぞくぞく感を強めるんだ。
考えないようにしたいのに、ナツの確信犯的な言葉に反応して、身体が勝手に身悶えてしまう――。
両手で上に持ち上げるように柔肉を揉み上げられ、十本の指がそれぞれ強さもばらばらに、絶妙な動きをしてあたしの息を乱れさせる。
「はっ……ふ、ぅ……ぁん、んん……」
ああ、すごく気持ちよくて感じちゃう……。
見えない視界の中で、ナツの手が記憶以上のいやらしい手つきで、あたしの胸を蹂躙していると思えば興奮が止まらず、喘ぎが烈しくなってしまう。
「ふふふ、その可愛い顔を見ているだけで、たまらなくなるね。僕の指の動き、わかるかい? こんな形になるほどに僕に愛されて、しーちゃん気持ちいいって感じているんだよ?」
甘い声を放ちながら、ねっとりとあたしの耳殻を舌先でなぶるナツは、両乳房を真ん中に寄せながら、指先で胸の頂きの周りに、ゆっくりと円を描き出す。
「さてこれから、どうしようね?」
触って欲しくてたまらない、疼きが止まらぬ中心を避けるように。