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キズアト
第4章 偶然
目をパチクリさせたかと思うと、
「何これ、美味しい!」
パッと顔を輝かせた。

「だろ!?お前ならこの旨さ分かってくれると思ったんだ」

「うんうん、この絶妙なしょっぱさと気の抜けたような炭酸がクセになるよね」

「ううッ、未だかつてこの良さに気づいてくれた友人は誰一人いなかったのに…さすが水原、親友と呼べるのはお前だけだ!さぁ飲め飲め、グググィ〜ッと」

俺達は酔っぱらいのように、飲みかけのドリンクで何度も乾杯した。



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