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第11章 11限目

「ねえ、最近圭、美優紀のこと避けてない？」

そう話しかけてきたのは愛だった。

「まあ…いろいろあって…。」

愛はわたしと圭が幼なじみだっていうことは知っていたけど
昔からわたしに気があるっていうことは
今まで言ったことがなかった。

「え～美優紀ひどーい！
何があったか教えてよー！
そうだ！久しぶりにさ、
今日の帰りどっか寄ってかない？」

ほとんど毎日一緒に帰るけど
遊ぶのは久しぶりで
わたしはうきうきしながら放課後を待った。